成長ホルモン分泌不全性低身長症の原因について
この病気の原因を大きく分けた場合、「基礎疾患のあるもの」と、「基礎疾患のないもの」に分けられます。
いろいろな病気で原因不明なものは特発性とよばれますが、低身長の場合も同じで、基礎疾患がないのに、なぜおきるのか原因がはっきりしないものは「特発性」と呼ばれます。
逆に、基礎疾患があるものは「器質性」と呼ばれますが、これをさらに分類した場合、生まれつきすでにその疾患をもっている「先天的なもの」と、成長過程で疾患が発症する「後天的なもの」に分けられます。
先天的なものでは、脳下垂体が形成されていない「下垂体無形成」や、脳下垂体が小さい「下垂体低形成」、または口蓋・口唇裂などの奇形がある場合や全前脳症がある場合などです。
後天的なもの脳腫瘍などです。
≪成長ホルモンは脳下垂体から分泌されるが・・・