ホルモンだけでなく十分な栄養が必要
成長ホルモンが十分に分泌されていても、カルシウムやたんぱく質などの栄養が不足している場合身長は伸びませんし、せっかく身長が伸びたとしても、ある程度の運動などによる刺激がないと、弱い骨になり骨折しやすくなってしまいます。
成長ホルモンと十分な栄養、適度な運動が加わって、健全な身体へと成長していくわけですね。
したがって、例えるなら、たんぱく質やカルシウムは骨を形成する材料で、ホルモンはその材料をつなぎ合わせる、接着剤のようなものです。
また成長ホルモンが不足している子供の場合、それを補えば背の伸びは改善しますが、栄養が不足している子供にいくら成長ホルモンを与えても、伸びは改善しないということがいえるそうです。
ですから家庭でできることとしては、まずしっかりとした栄養を摂ることが、伸長のための大前提となります。
また成長に関係してくるホルモンは、成長ホルモンだけではありません。
特に乳幼児期は「甲状腺ホルモン」が身長増加にかかわってきますし、思春期の身長には「性ホルモン」がかかわってくることがわかっています。
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≪成長ホルモンが働くメカニズム