身長は遺伝する?

背丈は遺伝だけでは決まらない

「親の背が低いから、子供も伸びなかった」とか、逆に「子供の背がとても高いのは、親が高いからだよ」という会話は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

しかし実際には、身長の高い低いは、親からの遺伝の要素はとても低いことがわかっているんですね。割合にしても20〜30%位が親の影響を受けると考えられているそうですが、80〜70%は、遺伝以外の要素で決定します。

 

確かに、私の周りでも親の身長が高くても、その子供が低身長の場合もありますし、逆に両親が低くても、その子供が高い場合もありますから、皆さんの周りにもそんな親子は多いのではないでしょうか?

遺伝以外の背を伸ばす要素とは?

子供の身長を決定する要素は、いろいろあるわけですが、遺伝以外で決め手になるのは、

  1. 幼少期の栄養状態
  2. 小学校時代での成長ホルモンの分泌量
  3. 思春期の来る時期

 

以上の3点が大きく関わってくるそうです。

 

これについては後で説明しますが、そのほかにも自然環境、生活環境、睡眠、運動や病気の有無などといった様々な条件が子供の身長の伸びに影響を与えますし、親の子供に対する接し方、いわゆる子供への愛情という目には見えない条件も大きく関わってきます。
具体的には、子供に対して何でも怒鳴ってしまう親の元では、子供の背が伸びにくくなるといわれていますから、いつもカリカリしている親御さんは要注意ですね。

 

思春期の時期が早いと背が伸びない?

日本人が欧米人よりも身長が低いのは、早熟、いわゆる思春期を迎える時期が早いからといわれています。
そしてデータ的に見た場合、「思春期を迎える時期」は親の遺伝の影響を受けやすいことがわかっています。
これについての具体的なメカニズムは不明ですが、思春期が早く来てしまうと、最終的な身長も低くなってしまう傾向にあるそうです。
そんな理由で、思春期までにしっかりとした栄養摂取や睡眠、運動などがより大切になってくるといえますね。

 

 

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