低身長の基準(目安)

何センチ以下が低身長?

医学的に見た場合の低身長の基準として、同年齢の集団比較において平均値マイナス2.0SD(SD=標準偏差)以下のとき低身長の可能性があるといえます。これは、同じ年齢の子供が100人いた場合低いほうから数えて2人目くらいまでをいいます。

 

さらにわかりやすく言えば、クラスで一番背が低く、次に背が高い子供と比べてもかなり低い状態で、しかも2学年下の子供と比較しても背が低い場合です。

 

また低身長の基準(目安)を上回る背の丈でも、年間で見た場合の伸びが悪い場合も問題で、これについては下記の「身長増加の基準」を参考にしてください。

 

 

身長増加の経過のほうが重要!

上記の基準はあくまでも参考程度に考えましょう。
この数値に届かなくても、すぐに低身長と決め付けることはできないようです。

 

身長は年齢によって標準値が違ってきます。子供はどんどん成長していくわけですから、同じ学年の子供でも、早生まれと4月生まれでは、当然のことながら標準値もかなり違ってきます。
ですから同学年の子供と比べてたとえ背が小さくても、それが低身長なのかどうかはわからないことになります。

 

子供は、現在の身長だけではなく、「今どれだけ伸びているか?」という身長増加の経過が重要です。今現在の背が低くても、毎年の伸びがよければあまり心配することはありません。

 

上記の表でいえば、現在の子供の身長が基準以下で、しかも2年続けて身長増加の基準を下回る場合は、低身長の検査を受けた方がよいと思われます。

 

 

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